日本は、本土と呼ばれる本州や北海道など5島の他に周囲100m以上の島嶼が6、847ありますが、有人は意外に少なく滋賀県の沖島を含めても416です。離島は、海や山など大自然に抱かれていて自然回帰した様にリラックスできたり、新鮮な海産物や野菜を思いっきり味わえるなど魅力がたくさんあります。しかし、大都市圏に比べて人口が非常に少なく公共交通機関がほとんど整備されていない事が多く、移動手段が車の一択と無免許や車の運転が苦手な人は離島への移住は不向きです。公共交通機関と同様に人口が少ないことから教育機関が充分に整備されていない事が多く、特に高校以上は親元を離れる事となるので若い世帯や子離れできない人にも不向きです。

小豆島や佐渡島などの大きな島では、独自の産業構造が出来上がっているので求人も多く収入も充分に確保できますが、小さな離島では人口が少なく漁業以外にめぼしい産業がなく収入が激減してエンゲル係数が高くなります。より多い収入を確保したい人は、小豆島や佐渡島などの大きな島をはじめ、沖縄の石垣島や宮古島など観光業が盛んな島への移住がおすすめです。利尻島や佐渡島は、定住奨励金や雇用機会拡充事業など支援制度が手厚いのですが、冬季の気候が厳しく冬でも暖かい地域への移住が人気となっています。しかし、暖かい地域は、一般的な昆虫が多いだけで無く地域によってはハブやトカゲなどの爬虫類も多く、虫や爬虫類が苦手な人には寒い地方の離島への移住がおすすめです